【『THE SECOND』優勝のギャロップ】東京進出は「漫才師というのを大事に」

結成16年以上が対象のお笑い賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』で優勝したお笑いコンビ・ギャロップが、優勝までの苦悩や今後の目標を語りました。

お笑いコンビ・ギャロップは、ボケの林健さん(45)とツッコミの毛利大亮さん(41)からなる漫才コンビ。関西を中心に活動し、2008年には第29回『ABCお笑い新人グランプリ』最優秀新人賞、第43回『上方漫才大賞』優秀新人賞を獲得。2018年には『M-1グランプリ2018』決勝に進出しました。

■今年で結成20周年 仕事がないままコロナ禍に突入
ギャロップの結成は2003年、今年で結成20周年を迎えます。一番苦労した時期は、2018年のM-1グランプリの決勝に進出したあとだったという毛利さんは「M-1での後悔は僕の中では大きかった。なぜ今まで出来ていたことがあの本番でできなかったんだっていうのは残っています」と明かしました。林さんも、その時期は若手時代よりもつらかったといい「ファイナリストにはなったので、2019年の春くらいまでお仕事あったと思うんですけど、これくらいしか増えてないのに反動ってくるんだというくらい、(仕事が)なくなって。そのままコロナに突入した。今でもはっきり覚えてますけど、みんながコロナで(仕事が)減ったと言ってて、一緒になって言っていたけど、俺コロナ関係ないやんみたいな。俺コロナ前からこれやんみたいなのを、恥ずかしくてコロナで…って言い訳していた自分がいましたね」と振り返りました。

■『THE SECOND』優勝で“中年の希望の星”に
2023年5月に行われた漫才トーナメント『THE SECOND』では、エントリーした133組の頂点に輝き、その4日には林さんが結婚を発表しました。一部では“中年の希望の星”とも言われていることについて林さんは「誰が優勝してもある程度、“中年の希望の星”にはなると思うので、本当になれるのは今後次第。ただ、ベテランはなんやかんやでやっぱり力あるなと思われたらいいなと。そんな簡単ではないですけど」と謙虚に語りました。

毛利さんは優勝後、後輩からたくさん連絡があったといい「やる気が出ました!とか熱くなりました!って言ってくれているので、(返信する時に)最後の文言につけていたのは、“腐らず漫才やろうな”っていうのを付けたら、ぐっとした返信も来たりした。漫才大事にしようという気持ちを伝えていけたらな」と明かし、林さんも「漫才を頑張っていたら幸運にも第一回目で優勝することができて、本当にラッキーな部分が多くてあまり偉そうなことは言えないんですけど、ただ特にこれという目標はない中で、漫才と向き合っていてよかったなと思うので、何があるかわからんし、漫才やっとこうと伝えたい」と語りました。

■今後の目標は「上方漫才大賞」東京進出は?
漫才を大事にしている2人。東京進出については「今のところは大阪。漫才師というのを大事にしたいので、(東京に)呼んでいただいたらいつでも行きまっせ」と語りました。

また、今後の目標は「上方漫才大賞」だといい、毛利さんは「親孝行になるので。おばあちゃんは、あれ(上方漫才大賞)をとってほしいと言っているので、上方漫才大賞をとって、なんばグランド花月に招待したい」と意気込みました。一方、林さんは「“THE SECOND”も今回限りにしてもらったら、来年再来年あたりはライバルが増えてこない」と発言すると、毛利さんから「そういう考えだからあかんねん。みんなで戦うねん」とツッコミが。しかし林さんは「大変やん。優勝した瞬間、もう出んくてええやんっていってたやん」と暴露しました。

ギャロップが登場したのは、8月5日に開催される『幕張ビーチ花火フェスタ2023』の開催発表記者会見。吉本興業によると、7万人以上の来場が見込まれ、約2万発の花火が予定されているということです。

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