「特効薬」五代目春風亭柳昇【落語】

「特効薬」
国民の何十人に一人は精神的な異常者がいるというので精神科の受診をした。「佐々木さんどうぞ。どうしました?」「夢を見るのですが、乗り物の夢ばかりなんです」「誰でも夢は見るよ」「毎回違う自動車に乗っているんです」「タダだろ。良いじゃないか、私は車大好きだから」「その自動車が崖から落ちるとか、ひっくり返るとか、正面衝突する様な場面で、恐くて寝てられないのです。それを治して欲しいのです」「それは脳に欠陥があるんだ。この病気は治せば良くなるが、治さなければ良くならないな。どうする?」「治して欲しいです」「治療には上と並がある」と言われ内容を聞くと・・・

五代目 春風亭 柳昇
戦後に講釈師を志したが戦友に6代目春風亭柳橋の息子がおり、その縁で柳橋に入門した
戦争で手を怪我したため手の表現が多い古典落語では成功はおぼつかないと考え、新作落語一本に絞って活動した。年齢を重ねるごとに老人然とした風貌になり、しなびた声・口調に変わっていったが、これがとぼけた味となり、新作派の大御所として地位を確固たるものとしていく。80歳を過ぎても高座やテレビへの出演を積極的に続け生涯現役の噺家であった

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落語の蔵:https://www.youtube.com/@Repli455/videos

Music:BGMer http://bgmer.net

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