ココロのダルさは”笑い”で吹き飛ばせ! 憂うつな気持ちを解消「笑いヨガ」身体にいいことも (23/05/14 20:00)

最大9連休となった2023年のゴールデンウィークが終わり、街で話を聞くと「ちょっと憂うつだな」「ちょっとだるい」という声が。たくさんの人が感じている「休み明けの憂うつ」そんな気持ちを吹き飛ばす対処法を専門家に聞いた。

<とにかく笑え!>
福島県立医科大学の大平哲也教授は、憂うつには「笑うこと」が大事だという。大平哲也教授は「笑いと健康」について研究していて、「笑い」が私たちの心と身体にどんな影響を与えるのかを発信してきた。
「笑うことはストレス解消になるだけではなく、元気がでる。それが一番の効果」だと大平教授は話す。

<実際にやってみる>
疲れている時こそ”笑う”という体操を行うとよい、と大平教授は言う。
朝起きて、まずやってほしいのが「アロハ笑い」という笑いヨガ。両手を上げ、おろしていくときに「ア~」と発声。次に「ロ~」と発しながら両手を上げ伸びる。最後に「ハ」で笑う。この動作を3回程度ゆっくり繰り返す。

そしてアロハ笑いで目覚めたら、カーテンを開け太陽に向かってやってほしいのが「1m笑い」 インドでは布の長さを手で測るという。手のひらを合わせ、左右どちらかに伸ばす。「エ~」と言いながら1メートル(だいたい腕の付け根ぐらい)まで片手をずらす。さらに「エ~」と言いながら1メートル(肩のあたりぐらい)までずらす。最後に大きく胸をはり、太陽に向かって笑う。

大平教授は「一人でやるのもいいが、ぜひ家族や仲間と一緒にやると笑いが伝染するのでより効果的」と話す。

<笑いは身体にも影響>
最近の研究では、笑うことで血圧が下がったり、血糖値が下がったりという報告があり、心だけではなく身体にも良い影響があるという。
大平教授は「みなさんは面白いから笑うと思っていると思うが、実は笑うという行動がだんだん楽しさを引き出す。なので日常生活では”笑い”を意識してほしい」と話す。

笑う門には福来る。みなさんも、ぜひ試してみてほしい。

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福島県立医科大学の大平哲也教授は「笑って健康教室」という無料の健康講座を開ていて、6月15日まで参加者を募集している。7月6日からと9月28日からの2つのコース、全10回の講座。詳しくは、福島県立医大医学部疫学講座のホームページから、教室についてのチラシを確認することができる。


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