米朝vs枝雀 リク特 空気を纏う二人【落語】親子酒 子ほめ 蟇の油 高津の富

0:48親子酒 23:19子ほめ 51:26蟇の油 1:14:10高津の富 1:53:27エンドトーク

「親子酒」
古典落語の演目。酒に酔った父子の口喧嘩が主な内容である。
もともと短い噺なので、かつては一席噺として演じられることは少なく、酒の噺のマクラや、オムニバスの一編として使われていた。上方落語の演出では息子が酔っ払ってうどん屋などに絡んだ挙句、帰宅して父親のやり取りになる(前半部は『うどん屋』で演じる)。ある商家に、ともに酒好きな大旦那と若旦那の親子がいた。父親である大旦那は息子の酒癖が悪いことを心配し、二人で禁酒をしようと持ちかけ、息子も承知する。しかし、他に楽しみのない大旦那は酒が恋しくて仕方がなくなり息子が出かけていたある晩、女房に頼み込んで酒を出させ、したたかに酔ってしまう。そこに同様に酔った息子が帰ってきて・・・

「蟇の油」
「蝦蟇の油」または「蟇の油」・「がまの油」元々は「両国八景」という風俗描写を中心とした長編落語(酔っ払いの男が居酒屋でからむのを友人がなだめて両国広小路に連れ出し男が大道の物売りたちをからかう)の後半部だったものが独立して一席の落語となった。主な演者には、三代目春風亭柳好や六代目三遊亭圓生、八代目 林家正蔵などがいる。なお『両国八景』の前半部分は3代目三遊亭金馬が『居酒屋』というタイトルで独立させ自身の十八番とした。

三代目 桂 米朝
現代の落語界を代表する落語家の一人で、第二次世界大戦後滅びかけていた上方落語の継承、復興に大きく貢献した。その功績から、1996年(平成8年)に落語界から2人目の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、2009年(平成21年)には演芸界初の文化勲章受章者となった。位階は従三位。戎橋松竹で初舞台後、長年千土地興行(後の日本ドリーム観光)に所属し、千日劇場を本拠に道頓堀角座やうめだ花月にも出演したが、1968年3月以降はフリーとなり、ホール落語、独演会、一門会を中心に活動するようになる。ラジオパーソナリティーを務めていた近畿放送の「天壇ゴールデンリクエスト」の縁で1966年7月16日、初の独演会「米朝 スポットショー」を京都府立勤労会館で開催、その流れで10月25日に現在でも続く桂米朝落語研究会をスタート。1974年、千土地時代の担当マネージャーを社長に据え芸能事務所米朝事務所を設立。現在一門の多くがここに所属する。

「子ほめ」
古典落語の演目。「子褒め」とも表記される。別題として「赤子褒め(あかごほめ)」「年ほめ(としほめ)」。もとは上方落語の演目で3代目三遊亭圓馬によって江戸落語に持ち込まれた。いわゆる前座噺に数えられる。少々頭の弱い男が子どもが生まれたばかりの家に行って祝いのほめ言葉を話してもてなしを受けようとするのだが、言い間違えてしまいもてなしを受けられないという内容。サゲは一門や演者によって微妙に異なる。原話は寛永5年(1628年)、安楽庵策伝の「醒睡笑」・巻一中の「鈍副子(どんぶす)」第十一話。さらに享和4年(1804年)の十返舎一九「商内上手(あきないじょうず)」収録の「ゆき過」がほぼ現在と同じ内容を備える。

「高津の富」
上方落語の演目。別題に「宿屋の富(やどやのとみ)」、「千両富(せんりょうとみ)」。元は上方落語であったが、3代目柳家小さんが4代目桂文吾に教わり、江戸落語に移入された・寂れた宿屋に一人の男が泊まる。主人が宿賃を払って貰おうとすると、客は自分は何百人もの奉公人がいる田舎の金持ちだと調子が良く話して誤魔化す、人の良い主人はそれを信じて売れ残った富クジを買って欲しいと言いだし、成り行きから客は買わざるを得なくなる。それでも調子よく「当たったら半分やる」と言って出かけるが・・・

二代目 桂 枝雀
入門時から稽古には熱心で、深夜の歩行中にネタ繰りをして警察に通報されたり、ネタ繰りに没頭するあまり掃除機を部屋の随所にぶつけて什器を壊したりした。米朝の妻は、「周りを気にせずのめり込む人は、後にも先にもあの子のほかにはいなかった」と評している。この「私生活の間も落語の稽古をする」という習慣は、枝雀として名をなした後年も変わらなかった。1973年(昭和48年)10月に道頓堀角座で「2代目桂枝雀」を襲名。この襲名は、6代目笑福亭松鶴の「小米には枝雀という名前がええで!」という意向で決まった。これを機にそれまでの落語を大きく変える。初代桂春団治にもたとえられる所作や声の激しい芸風となり、多くの観客を爆笑させ、大衆的な人気を得た。1997年高座で「鬱なんです」と告白し、客席の笑い声に「笑いごとじゃないんですよ」と続けた。この会の後、出演を控えて闘病生活に入る。復帰するものの満足のいく口演が出来ず1999年自宅で自殺を図り病院に搬送され同年4月19日に心不全のため死去。満59歳没。遺書やそれらしい発言は全くなく、真相は不明。

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